夏はたらいに水を張って氷を入れて、足湯ならぬ足水として楽しむことができます。縁側のある一軒家なら縁側で、マンションならベランダにたらいを持ち込んで、足水で涼を取ってはいかがでしょうか。暑ければエアコンをつければいいのですが、足水は窓を開け放したまま、涼を楽しめるので開放感があります。足水につかりながら、花火でも見ることができれば最高です。

夏には、エアコンと一緒に扇風機を回して、涼を取る人も多いでしょう。扇風機を使うと、エアコンの冷たい風が部屋全体に行き渡るのでさらに快適です。もっと快適にするには、扇風機の前に天然氷の塊を置いてみましょう。そうすれば、扇風機の風が天然氷の表面に当たって、より涼しい風を送ってくれます。天然氷は密度が高く硬いので、扇風機の風が当たってもすぐには溶けません。

流しそうめんは、夏ならではの食べ物です。普通のそうめんと違って、流しそうめんにすると、大人から子供まで笑顔になって食べます。本来の流しそうめんは、半分に割った竹をつないで流しますが、テーブルで楽しめる回る流しそうめんもあります。この回る流しそうめんに、天然氷を入れてみましょう。普通の氷と違って、濁りのない透明な氷を使った流しそうめんは、さらに美味しく感じます。

ウィスキーオンザロックは、ウィスキーの定番の飲み方です。日本では水割りが主流ですが、欧米ではオンザロックが好まれています。オンザロックは、夏でも冬でも季節に関係なく楽しむことができます。氷を浮かべて飲むので、夏に合うのはもちろんですが、冬に部屋を暖かくして飲むオンザロックも格別です。このウィスキーオンザロックに、天然氷を使うと贅沢で気品のある一杯になります。

日本酒には熱燗や冷やのほか、最近では氷を浮かべて飲む人も増えています。「冷や」は常温で飲む日本酒のことで、これに天然氷を浮かべれば日本酒のオンザロックの出来上がりです。ウィスキーオンザロックと同様に、夏に多く飲まれますが、温かくした部屋の中で飲む日本酒のオンザロックもオツなものです。熱燗や冷やでは、日本酒の香りがきついので飲みにくいという方も、オンザロックならスイスイ飲めます。

抹茶は、古くは茶道から始まったもので、日本独特のお茶の飲み方と言えるでしょう。最近では、抹茶を使ったスイーツも登場して、多くの人に親しまれています。抹茶はもともと温かくして飲むものですが、氷を入れて冷やし抹茶にしても美味しく飲めます。冷やし抹茶に使う氷を天然氷にすると、味がまろやかでワンランク上の抹茶を味わうことができます。

かき揚げは、小麦粉と片栗粉を酢と水で溶いて冷蔵庫で冷やし、具材と混ぜて油で揚げます。揚げる直前に、氷を1個か2個入れるとサクサクに揚がりますが、この氷を天然氷にするとさらに味がよくなります。具材は野菜が中心ですが、お好みでエビやイカなどを入れると、もっと美味しくなります。かき揚げは天つゆで食べたり、うどんやそばに入れても美味しいのですが、かき揚げ丼にしても美味しくいただけます。

通常、ビールは冷やしてそのまま飲みますが、氷を入れると味わいが変わります。氷を入れるとビールがよけいに泡立つので、炭酸が抜けるために味わいが変わるのです。また、氷を入れるとビールの温度が一気に下がり、爽快感が増す効果もあります。氷を入れることによって、多少ビールが薄まるので、さらに味に変化が生まれます。これを美味しいと思うかどうかは個人差がありますが、一度試してみてはいかがでしょうか。ビールに入れる氷を天然氷にすると、さわやかな味わいになります。

アイスコーヒーには、氷がつきものです。アイスコーヒーを自分で作って飲む人の中には、コーヒーを凍らせた氷を使って、溶けても薄まらないようにする人もいます。天然氷は飲み物をまろやかな味にするので、アイスコーヒーに入れると味わいが変わります。氷が溶ければコーヒーは薄まりますが、天然氷を使うと溶けた分だけまろやかさが広がるので、この味を好む人も多いようです。仕事の合間などに飲むアイスコーヒーに、天然氷を入れてプチ贅沢を楽しみましょう。

お茶は通常、熱くして飲むものですが、夏には麦茶をはじめ、冷やしたお茶を飲む人も多いようです。冷たいお茶はコンビニでも買えますが、普段自宅で飲んでいるお茶に、氷を入れて冷やしても美味しく飲めます。使う氷は、天然氷のほうが美味しくなりますので、是非試してみてください。普段冷やして飲まないほうじ茶などを冷たくすると、意外に美味しく感じるのでおすすめです。