天然氷とは

日光の天然氷

天然氷とは

天然氷とは厳冬に自然の寒さだけで、じっくりと時間をかけて作った氷のこと。
水は時間をかけてゆっくり凍らせると、不純物を含まない純度の高い氷になります。
こうやって作る天然氷というのは、気泡もない透明な氷になります。
天然氷は、冬場に作った氷を「氷室(ひむろ)」に貯蔵し夏を待ちます。
昭和初期には、全国に100軒近くの氷室がありましたが、現在残るのは5軒のみ。
主に日光市が有名です。
しかし、温暖化や地域によっては放射能の問題で年々生産が困難になっており、非常に希少性が高くなっています。
私たちが普段口にしている冷凍庫で凍らせた氷とは、くらべものにならない味とふわふわの食感は驚きです。
そんな天然氷を、日光連⼭の奥深く湧き出る清きの湧水で丹精込めて、丁寧に時間をかけて作り上げました。
弊社は⽇光の⼤⾃然の⼒を利用して『天然氷』を製造する製氷業として営業しています。
湧⽔が豊富で名⽔と⾔われる⾃然豊かな日光の⽔を利用し、この日光で天然氷をつくり、より美味しく皆様にご満足いただけるよう、日々励んでおります。

おいしさの秘密

水のおいしさは硬度によって決まります。
硬度とは水の中に含まれるミネラルのうち、カルシウムとマグネシウムが含まれる量を示すものです。
硬度が低いほど口当たり が良くて癖のない、美味しい水となります。
そして氷の美味しさは、ゆっくりと時間をかけて凍らせていくことにあります。
天然氷はマイナス5度前後の気温の中、およそ2週間をかけて15cm程の厚さまで凍らせます。

毎日氷の手入れを丁寧にして時間をかけることで、氷が出来上がっていく過程で氷自身が不純物を押し出しながら非常に硬い結晶となっていきます。
ですから、冷凍庫で作った氷と違い、天然氷は空気も不純物も全く含まず非常に透明で、まるでダイヤモンドのように綺麗な氷が出来上がるのです。
また、この日光の⾃然豊かな湧⽔と極寒の⾃然の⼒で天然氷は非常に溶けにくく、お酒の水割りやアイスコーヒーなどにも最適で、飲み物本来の味を引き出します。
また、結晶が非常に硬いのでかき氷機で非常に薄くフワフワに削ることができます。
今までのかき氷とは違う口の中でふわりと解ける食感は、一度食べたら忘れられない美味しさです。
これこそが日光の天然氷なのです。