天然氷が一般的な大量生産の氷よりも上質とされているのは、基本的な性質が違うからです。天然氷には一般的な氷がどうしてもさけられない不純物が入りにくく、氷点下ギリギリの温度まで氷としての形をキープするため、飲み物やスイーツの風味を損なわないというメリットがあります。

また、日本の天然氷は基本的に軟水から作られており、硬水と比較するとミネラルが少ない分だけ濁りも入りにくいと言われています。口当たりも硬水のほうが軟水と比較してまろやかで柔らかいため、日本人の好みにもよく合うという説もあるほどです。

思いきって硬水から作られた天然氷をお店でも試してみると、味わいの違いを実感してもらえるかもしれません。