蔵元 日光氷商店

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日本が誇る豊かな自然の恵みの名水で作られた天然氷とは?

                                         
天然氷は今や日本が世界に誇る大切な伝統文化であり、後世にまで永遠に受け継がれるべき価値あるレガシーでもあります。

日本ならではの豊かな自然の恵みの中で時間をかけて作られているからこそ、天然氷には価値があります。上質な天然作りに必須の条件とはつまり、水の純度、硬度、透明度であり、このうちのどれかひとつでも欠ければ天然氷作りは振出しに戻ってしまいます。

明治から昭和初期にかけては日本全国に100ヶ所以上点在していた氷室(天然氷の保管庫)ですが、明治以降の政府による人工氷推進の動きにより天然氷産業そのものが大きく衰退。現在は日光、軽井沢、秩父と、日本全国でもわずか5ヶ所をかろうじて残すのみとなりました。

このように、時代とともに陰りを見せつつある日本の天然氷ですが、言い換えればその分だけ希少価値が高まっているということでもあり、決してその灯が消えてしまったわけではありません。

皆さんひとりひとりが天然氷の歴史を知り、自然の名水に敬意を払うことこそが天然氷を文化として受け継いでいくことでもあるのです。