気泡のない透明な天然氷を職人が丁寧に作っています。
熟練した職人がひと冬をかけて丁寧に作り上げた天然氷。家庭用の氷よりも格段に透明度が高く、まろやかな口当たりが実感できるということでプロの間ではもちろんのこと、最近は個人単位での購入も増えています。
日本の天然氷は、日光や軽井沢など、寒さが特に厳しい地域でしか作ることができません。上質な天然氷作りには純度の高い水と保管庫、そして卓越した職人技が必要不可欠であり、そのうちのどれかひとつが欠けても天然氷のクオリティは大きく下がってしまいます。 天然氷の場合、名水を丁寧に凍らせれば完成、というわけではありません。天然氷をそのままの品質で保管し、流通させるためには冷凍庫にあたる施設も必須となります。氷室と呼ばれる天然氷の保管庫は日本全国でも数ヶ所しかなく、そのことも天然氷が希少といわれる理由のひとつとなっています。 このように、膨大な時間と労力が費やされているからこそ、澄みきった湧水は気泡のない透明な天然氷へと仕上がるのです。 |