日本の天然氷は、氷を保存する「氷室」と呼ばれる専用の施設で大切に守られ、商品として送り出されています。氷室は「自然の冷凍庫」とも呼ばれており、天然の雪を固めることによって出来ており、庫内は一定の温度にキープされています。

現在、日本全国には6カ所の氷室があり、そのうちの3カ所が栃木県日光に集中しています。冬期には極寒の地域となる日光は地理的にも上質な水と氷が作られやすいエリアであり、古くから上質な天然氷の産地として知られてきました。氷室の状態によって天然氷の品質が大きく左右されるとも言われており、また、地域によっても天然氷の形や味わいが異なります。

そして、新潟県の八海山雪室がある魚沼もおすすめの天然氷の生産地です。各地の天然氷を比較するのも楽しめますので、ぜひ水が美味しい雪国の天然雪氷を試していただきたいです。