蔵元 日光氷商店

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伝統技術の言葉が気になって天然氷のかき氷を食べてみました。

                                         
平安時代、清少納言の枕草子に出てくる「削り氷」がかき氷の歴史の始まりだと言われています。
冷凍庫や製氷機が無かった時代は、今の天然氷作りのように冬に自然の寒さで水を凍らせ、それを溶けないように氷室と言う貯蔵施設に入れて保存していたと言います。
天然氷はこの頃からの伝統技術だったのですね。そんな技術をこれから先もなくしてほしくないのですが、今では氷室が減り、地球温暖化で厳冬地域も減り、環境汚染によって水の保全も難しく、様々な問題を抱えているそうです。
なので、今こうして天然氷が食べられることは、希少価値が高く、すごく貴重な経験なのかもしれません。

初めてテレビで伝統技術によって作られると聞いた時にはすごく気になって、天然氷のかき氷を食べに走ってしまいました。
その時はあまりの美味しさと食感に感動したのを覚えています。
今後もより多くの飲食店でこの天然氷が使われ、無くならないことを祈ります。
氷のなめらかな溶け方が大好きです。