軟水や硬水の硬度とは？天然氷は味を感じるのか？
| 氷屋の天然氷は、軟水でできています。軟水は、味を感じないのが特徴です。日本の水はほとんどが軟水なので、どこで飲んでも味を感じません。これに対して、欧米の水はほとんどが硬水なので、しっかりした味を感じるという方も多いようです。硬水と軟水の違いは、カルシウムイオンとマグネシウムイオンなどの、ミネラルの含有量によるものです。このミネラルの含有量を表すのが硬度で、ミネラルの含有量が少ないものを軟水と呼び、多いものは硬水と呼ばれます。
硬水と軟水の基準は国によって違いますが、日本の場合は水1リットル中に、ミネラルが100㎎以下の水を軟水と呼んでいます。氷屋の天然氷は、何の味も感じない軟水でできているからこそ、素材の持ち味を壊さずに味わえるのです。言い換えると、天然氷は素材の味を、最大限に引き出せるとも言えるでしょう。さらに、天然氷は口どけがよくまろやかな味になるので、多くの人に好まれています。だから、ウィスキーでも日本酒でも、コーヒーや紅茶でも、天然氷を使うと美味しくなるのです。 |