上質な天然氷を作るためにはまず、水を引き入れる専用の池が必要です。もちろん、池そのものにゴミがついていれば美味しい天然氷は作れませんから、天然氷を作る時期になると毎年、専門の職人が池を数週間かけて清掃します。

そのうえで溜め池に自然の名水を引き入れ、寒さの中でゆっくりと凍らせていきます。もちろん、その間も職人技は続きます。何もしないでいると水の中に不純物が入り込んでしまうため、職人たちが数人がかりで水のゴミをひとつひとつ手作業で取り除いているのです。

このように熟練の職人が携わっているからこそ、世界的にも評価される上質な天然氷が作られているのです。