氷屋が扱う天然氷はどんな手作業をして凍らせるのか?
皆さんは天然氷についてご存知でしょうか。天然氷は雪山の天然水が長く厳しい寒さの冬の時期に自然の寒さのみでじっくりと凍らされた氷のことを指します。そんな天然氷は、現在ではお店が減ってしまって数えるほどしか存在しない氷屋が、手作業で全て行っています。
天然氷は採取されたら氷屋の特殊な冷凍施設でマイナス5度前後の気温の中、およそ2週間をかけて15センチ程度の厚さまで凍らせます。また、氷屋は毎日天然氷を手入れしており、丁寧に時間をかけながら氷のメンテナンスを行うことで、氷から不純物が取り除かれ、非常に硬い結晶に生まれ変わります。このことから家庭用の冷凍庫で作る氷とは違い、天然氷は不純物がまったくなく、透明でまるで宝石のようにきれいな氷に仕上がります。天然氷は厳しい寒さを乗り越えてきた力で非常に溶けにくく、お酒やコーヒーに入れても飲み物そのものの美味しさを維持してくれます。 皆さんも是非、そんな綺麗で溶けにくい特別な天然氷を一度でいいので飲み物と一緒に楽しんでみてください。 |