氷が高い値段なのはなぜ？氷屋は天然氷をどう作っている？
| 天然氷の値段は、普通の氷と比べて割高になっています。それは、天然氷が少ないために、希少価値があるからです。また、天然氷は手づくりなので量産ができないことも、数が少なく値段が高くなる理由となっています。天然氷は山間地の池などに、きれいな水を引き込んで、冬の寒さで凍らせて作ります。冷蔵庫で作るのと違って、自然の寒さで凍らせるので、少しずつしか凍らせることができません。そのため、天然氷ができるまでには、早くても2週間以上かかります。
その間、常時人がつきっきりで、氷の表面に付着したゴミを、丁寧に取り除かなければならないので、どうしても手間がかかり、量産ができないのです。天然氷の値段が高いのは、このような理由によるものです。氷屋の天然氷は、いろんな店に卸されていますが、その多くが、ウィスキーやカクテルなどを出す店です。また、最近では日本酒のオンザロックも人気なので、和食の店でも、天然氷が使われるようになっています。天然氷を使うと値段が高くなりますが、それでもお客に好評なので、多くの店で利用されています。 |