水の硬度で全然違う!天然氷はミネラル量が少ない水で作ります。
天然氷の原材料は水(天然水)ですが、では、水の性質によって氷の品質が大きく左右されることを御存知でしょうか?
天然氷の品質を直接的に左右するのは水の硬度、つまりはミネラル量です。 水には大きく硬水と軟水があり、含有されているミネラルの比率によって区別されています。一般的な基準では、硬度が60以上の水を硬水、それ未満の水を軟水として定義していますが、天然氷に使われる水は硬度が30~50の間となっています。ここまでミネラルが少ないからこそ、天然氷は純度が高く、澄み切った氷に仕上がるのです。その輝きは硬水から作られた天然氷とは全然違うので、比べてみるとよりわかりやすいでしょう。 ただ、天然氷は専用の施設でひと冬かけて作りますので生産量が少なく、供給量がどうしても少なくなってしまいます。お店としてはそのマイナスポイントを逆手に取り、「ここでしか出逢えない氷」などと希少価値をアピールすることで客層の拡大につなげることができます。 |