蔵元 日光氷商店

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水のミネラル成分や硬度は天然氷とどんな関係があるの?

                                         
普通の水と天然水のミネラル成分や硬度の違いは何でしょうか。通常の水道水と天然水であれば、天然水の方がミネラル成分が多いように感じられますが、実際のところ具体的にどれくらいの違いがあるのか知っている人は少ないのではないでしょうか。

まず、天然氷に対し、製氷会社が製造する氷を純氷といいます。基本的には、水道水をフィルターで濾過した分子の細かい純水をマイナス10℃前後で48時間ほどかけて凍らせる。透明度が高く、カルキなどの不純物を取り除いた雑味のないクリアさが特徴。最近は78時間かけて凍らせるものなど、純氷界にも様々なタイプが登場しています。

一方で天然氷は、氷点下以下になる11月中頃から「氷池」と言われる人工池に山の水を引き込み、この水を凍らせて作ります。そして、中にゴミが入ったり、凍り方にムラがあれば、氷を割って全ての水を流し、一から作り直します。凍った後は表面に積もる雪やゴミ等を取り除きながら、2〜3週間程度じっくりと凍るのを待ちます。この「じっくり凍らせる」ことが重要で、冬の気温マイナス5℃前後で時間をかけることで、氷ができる間に不純物が押し出されて、透明度の高い氷が出来るのです。