蔵元 日光氷商店

新着情報

日本の水の硬度について解説!名水と天然氷の関係とは?

                                         
日本の水は、ほとんどが軟水です。日本には湧き水が豊富で、超軟水と呼ばれる美味しい水も、各地に湧き出しています。いわゆる「名水」を使えば、良質な天然氷ができるので、日本のどこでも天然氷を作れる環境にあります。このように、日本は良質な名水に恵まれた国土なので、天然氷作りに適しているのです。日本の名水と呼ばれる湧き水は、山間部に建つ神社やお寺の周辺に、多く存在する印象があります。しかし、名水と神社やお寺は、直接関係ありません。山間部から湧き出る水に、名水の秘密があるのです。

名水と呼ばれる水は軟水です。ミネラル分が少ない軟水でなければ、名水にはならないのです。では、なぜ山間部の水が、名水になるのでしょうか。地上に降った水は地中にとどまり、やがて湧き水として地表に出てきます。地下水が地中にとどまる時間が長いほど、ミネラルが溶け込んで硬度の高い水になります。ところが、山間部は地形が急峻なので、地中の地下水は長くとどまることなく湧き水になります。だからミネラルの少ない軟水になり、美味しい名水になるのです。