天然氷に使われるようなミネラルウォーターの硬度は何度？
| ミネラルウォーターには、軟水と硬水があります。外国製のミネラルウォーターは、硬水が多く軟水はあまりありませんが、日本製のミネラルウォーターは、ほぼすべて軟水と言っていいでしょう。硬水と軟水の区別は、水に含まれるマグネシウムと、カルシウムの量によって決まります。軟水と硬水の分類は、国ごとに基準が違いますが、日本では硬度100mg/L以下の水を軟水と呼んでいます。天然氷は軟水で作られているので、天然氷に使われるミネラルウォーターの硬度は、100mg/L以下ということになります。
日本の水はほとんどが軟水ですが、それは日本の地形が関係しています。日本は山が多く急峻な地形となっているので、地下に流れ込んだ水が地下に滞留する期間が短いため、地中のミネラル分が水に溶け込む時間がありません。そのため、日本には硬度の低い軟水が多いのです。軟水は、日本料理によく合います。というより、日本の水が軟水だったから、軟水に会う日本料理が発展したと見るのが、正しいのかもしれません。 |