焼酎のロックはストレートや水割り、お湯割り、炭酸割りと並ぶ定番の飲み方。氷で冷やすことにより焼酎の味を引き締め、スッキリと飲みやすくします。作りたてのまだ氷が溶けていない時はアルコール度数が高く、焼酎本来の風味を楽しめるストレートに近い状態ですが、少しずつ氷が溶けて焼酎と混ざり合うと、水割りのようなまろやかな口当たりに変化していき、独特の個性がやさしい風味に変わるのです。このように、ゆったりとしたペースで飲むことで、時間の経過による味の変化をたのしむことができます。

さらに、ウイスキー好きの間で人気を集めているのが、グラスいっぱいに浮かぶ大きな天然氷。見た目の美しさもさることながら、溶けにくさでも市販の氷をしのぐともいわれています。氷は表面積が大きいほど溶けやすい性質を持っていますが、天然氷は市販の氷以上に純度が高いことから、より溶けにくいのです。