その一方で、アイスクリームにつきものなのが頭痛です。冷え切ったアイスクリームを食べた直後に襲ってくるズーンとした鈍い頭痛はわりと長い時間続くため、アイスクリーム本来の美味しさを台無しにしてしまいます。

アイスクリームを食べて頭痛が起きるのは、ちゃんとした理由があります。冷たいものが急に喉元を通ると体温がガクンと下がり、脳内ではとっさに「血流を増やして体温を上昇させるべきだ！」という命令が出されます。そして、脳の血流量が急速に増えた結果、その変化に追いつけなくなり、頭痛という危険信号が表れてしまうのです。

頭痛がおきにくい状況にするためにはまず、体温の低下を遅らせることが大切です。その点、自然な冷たさが魅力の天然氷であれば喉元を通過しても体温を急激に下げないため、結果として独特の頭痛も起きにくくなると言われています。