なぜ天然氷のアイスコーヒーは味が美味しくなるのか?
天然氷を使うと、アイスコーヒーがまろやかな味になります。アイスコーヒーに限らず、アイスティーでもウィスキーや日本酒のオンザロックでも、天然氷ならマイルドな味わいになるので、最近人気が高まっています。ではなぜ、天然氷を使うとアイスコーヒーなどが、美味しくなるのでしょうか。それは、天然氷の作り方に秘密があります。天然氷は、冷蔵庫などで作る氷とは違って、寒冷な山間部で、良質な湧き水を引き込んだ池などで、時間をかけて凍らせたものです。天然氷は、2週間以上かけて徐々に凍らせるので、密度が濃く雑味のないまろやかな味になるのです。
このように、手間暇かけて作った氷なので、冷蔵庫で短時間で作った氷とはまるで味や風味が違います。アイスコーヒーをいれるなら、ホットコーヒーに使うコーヒー豆より、深く焙煎した豆を使いましょう。「フルシティロースト」と呼ばれる、焙煎度の豆が適しています。アイスコーヒーを美味しくいれるには、ホットよりコーヒーの粉を多めにして、お湯を少なめにするのがコツです。最後に氷で冷やすので、氷で薄まることを計算して、粉を多めにするわけです。 |